奨学金を返済できないと感じたときに取るべき3つの行動

【行動その1】奨学金の減額返還や返済猶予願について学ぶ

日本学生支援機構で借りた奨学金の返済ができないからといって、何もせずに奨学金の返済をストップ(滞納)したりすると、年率5%にもなる延滞金が負債として上乗せされていきます。

督促がかかってきたからといって、消費者金融などで借りたお金で奨学金を返そうとしても、消費者金融の金利は約18%なので、単に奨学金を延滞しているよりも、雪だるま式に負債が増えてしまいます。

では、一体どうしたらこの状況を回避する事が出来るのか?

日本学生支援機構には、奨学金の月々の返済を半額にする「減額返還」や奨学金の月々の返済を待ってもらう「返還猶予」といった制度があり、年収が300万円以下(だいたい手取り20万円前後)であれば、それらの制度を活用する事が出来ます。

奨学金の返済ができないと感じたのであれば、まずはそれらの制度について学ぶことからはじめましょう。

ちなみに、私はこれらの2つの制度をどちらとも利用したことがあります。

これらの制度の詳細や具体的な申請手順については、こちらの記事をご覧ください。

■奨学金の返済をストップさせる返還期限猶予願の申請方法と理由の書き方
https://shougakukin.com/henkannyuuyo-shinsei-riyuu/

■奨学金の返済を半分にする減額返還の申請方法と理由の書き方
https://shougakukin.com/gengakuhensai/

【行動その2】市役所で所得証明をもらって自分の所得額を知る

先ほど紹介した奨学金の返還猶予や減額返還といった制度を活用する場合、年収が300万円以内である必要があります。

出典)経済困難|日本学生支援機構

具体的な自分の年収を知るためには、市役所などで以下のような所得証明書を手に入れる事から始めていきましょう。

奨学金の返還猶予の基準となる年収とは、上記の所得証明の左上の方に記載されている「給与収入金額」のことをいいます。

出典)収入・所得を確認する際の注意点|日本学生支援機構

よく間違えてしまうのは、給与収入金額の下に書かれている「給与所得金額」が300万円以下になっていればいいと勘違いしてしまうということ。

これが少し難しいのですが、自営業者の場合は「給与所得金額」が200万円以下という基準となっていますが、給与所得者の場合は「給与収入金額」が300万円となっています。

奨学金返還猶予を受けられる給与収入300万円以下というのは、月々の手取りが15万円ぐらい+ボーナスというイメージを持ってもらうとわかりやすいと思います。

ただし、被扶養者(扶養している妻や子供、両親など)がいる場合、1人につき38万円の控除があり、更にすでに奨学金の減額返還を受けている人は25万円の控除が受けられるようです。

>>返還に関する制度変更について(平成26年4月から)

例えば、子供2人を養っている場合(38万円×2)、25万円の控除も含めると、年収が401万円の場合でも返還猶予願を受けることが出来きる可能性があることを知っておきましょう。

【行動その3】出来る限り早く申請を提出し、奨学金の返済を楽にする

奨学金は返済を延滞すると、先ほど紹介したような悪夢が現実になります。

ですが、奨学金の返済を延滞さえしなければ、そのようなことにはなりません。

ですから、奨学金の返還猶予や減額返済が受けられると分かったらすぐに申請書を提出して、奨学金の返済を楽にしてしまいましょう。

■奨学金の返済を止める返還期限猶予願の申請方法と理由の書き方
https://shougakukin.com/henkannyuuyo-shinsei-riyuu/

■奨学金の返済を半分にする減額返還の申請方法と理由の書き方
https://shougakukin.com/gengakuhensai/

どちらの制度を利用してもOK(年収の条件は同じ)ですが、奨学金の返済が出来ないと感じたのであれば、奨学金の返済を一時的にストップできる返還期限猶予願を選んでおいたほうがいいでしょう。

減額返済は、どうしても少しずつでも奨学金を返していきたいといった感じの人が選ぶ制度です。

最後に一言

今回は、奨学金を返済できないと感じたときに取るべき3つの行動についてお話しました。

はじめのうちは、このような申請を出すことに戸惑うかもしれませんし、無理して奨学金を返済していこうと考えてしまいがちですが、全然遠慮する必要はありません。

当たり前のことですが、日本学生支援機構は奨学生の味方です。

特に重要なことは、返済を延滞してしまう前にきちんと相談し、相手に了承してもらった上で、返済額を減らしてもらったり、返済を待ってもらったりするということ。

今ある制度をしっかりと活用して、奨学金を日本学生支援機構に連絡せずに延滞するようなことはないようにしていきましょう。

>>【奨学金猶予】返還期限猶予願の具体的な申請手順と書き方まとめ

>>奨学金を減額返済するための具体的な申請方法

>>日本学生支援機構の奨学金を返済免除する3つの方法

>>【10万円以上も】繰上返済と返還猶予で奨学金を無利子返済する方法

スポンサーリンク

3ページ目(全3ページ中)