日本学生支援機構の奨学金(第一種、第二種)の振込予定日は以下の通りです。
振込月 | 振込日 |
4月分 | 4月21日(火) |
5月分 | 5月15日(金) |
6月分 | 6月11日(木) |
7月分 | 7月10日(金) |
8月分 | 8月11日(火) |
9月分 | 9月11日(金) |
10月分 | 10月9日(金) |
11月分 | 11月11日(木) |
12月分 | 12月11日(金) |
1月分 | 1月8日(金) |
2月分 | 2月10日(水) |
3月分 | 3月11日(木) |
奨学金の振込日になったので銀行に行って記帳してみると、まだ奨学金が振り込まれていない・・・・。
特に奨学金を受け取り始めて1年目の場合、奨学金が振り込まれないことが初めての経験なので「どうして奨学金が振り込まれていないのだろう?」とすごく不安になってしまうことと思います。
そこで今回は、そんな日本学生支援機構の奨学金の振込日に関する4つのポイントについてまとめてお話していきます。
奨学金の主な4つの振込停止トラブル
奨学金の振込み日に関して、疑問を感じたり、トラブルになったりするようなケースは主に以下の4つになると思います。
ここからは、その一つ一つの内容について、順番に詳しく解説していきます。
奨学金の初回振込日(4~6月)について
初めて奨学生になって、4月になっても銀行の口座に奨学金が振り込まれていない・・・
そんな場合は、まずはじめに日本学生支援機構が発表している奨学金の振り込み予定日を見てみましょう。
初めて奨学金を借りた人が「奨学金が振り込まれていない・・・」と驚くのは、だいたい4月と5月、そして6月に集中します。
まず、昨年度から継続して奨学金を受け取る予定の在学採用の場合、4月分はまとめて5月にに振り込まれる場合が多いので、いつものように奨学金が振り込まれる4月の10日頃を過ぎたので銀行に行ってみたのだけれど、奨学金が振り込まれていなかったので不安になってしまうというパターンです。
4月分は4月21日に、5月分は5月16日に、それぞれ振込まれます。(前年度から引き続き奨学生の方は、学校から本機構への適格認定報告時期により、4月分と5月分を合わせて5月16日に振り込まれることがありますので、学校に確認してください。)
この場合は、5月の振込み予定日に4月分も含めて入金されるのがほとんどですので、安心して下さい。
また、高校生の頃に奨学金を申し込んだ予約採用の場合も、入学直後4月には奨学金が振り込まれず、多くの場合は5~6月頃にそれまでの分がまとめて入金されることが多いようです。
それぞれの場合で初回振込日は異なりますから、自分の正確な初回振込月を知りたい場合、日本学生支援機構ではなく、各学校の奨学金担当窓口で聞くことができますので、そちらに問い合わせてくださいね。
奨学生採用時の初回振込月については各学校に問い合わせてください。
入学時特別増額貸与奨学金(入学一時金など)の初回振込について
奨学金と一緒に10~50万円の入学時特別増額貸与奨学金制度を申し込んだにもかかわらず、なかなか銀行に奨学金が振り込まれないという場合、以下のことを確認してみてください。
- 入学時特別増額貸与奨学金の初回振込は入学後になる
- 奨学金の初回振込は、予約採用の場合は入学後の5月~6月、在学採用は7月頃になる(ポイント1参照)
- 稀に、初回振込日ではなく、2回目以降の奨学金で振り込まれる場合もある
上記のことを考えると、入学一時金は奨学金の初回振込日に振り込まれることが多いので、それを待ってみましょう。
ただ、その初回振込日に入学特別増額貸与奨学金が振り込まれていない場合、念のため、大学の奨学金担当窓口で状況を確認してくださいね。
前年度から引き続き奨学生で4月に振込がない
先ほど紹介した奨学金の振込予定日では、4月分は4月21日に、5月分は5月15日に、それぞれ振込まれることになっています。
ですが、稀に、前年度から引き続き奨学生の場合、4月分と5月分がまとめて5月に振り込まれることがあります。
その理由は、あなたが所属している大学から、日本学生支援機構への適格認定(継続願のこと)の報告時期などによって、振込日が4月になるか5月になるか変わってくるということ。
ですから、年始に奨学金の継続願を提出したにも関わらず、4月に奨学金の振込がなかった場合、あせらず5月の振込日まで待ってみましょう。
ただ、この話を聞いて、「年末年始の奨学金の継続願ってなに??」と感じた人は、このままだと奨学金をもらえなくなる可能性がありますので、この記事を読んで対処してください。
年度末の奨学金の振込(3月)がない
3月にあるはずの最後の奨学金の振込がなかった場合、焦らずその前の奨学金の振込(2月)の振込額を確認してみましょう。
2月に2ヶ月分の奨学金が振り込まれているのであれば、そこに3月分の奨学金も含まれています。
貸与終了となる年度の3月分は2月分と合わせて2月10日に振込まれます。
上記以外の時期に急に振り込まれなくなった
上記以外の時期に奨学金が急に振り込まれなくなった場合、何らかの理由で奨学金の資格が剥奪された(支払いが打ち切りとなった)可能性があります。
- 停止・廃止
→修得単位が少なかった
→重大な問題を起こした
→両親の収入が一定以上に増えた - 廃止
→継続願を提出しなかった
→奨学金の申請書や継続願に嘘を書いた
上記の内容に心あたりがある場合は、こちらの記事が参考になると思います。
ただし、上記のような理由で奨学金が振り込まれなくなる場合、日本学生支援機構から事前に通知が届いているはずですので、そういったものがなかったかどうか一度確認してみましょう。
最後に一言
今回は、【奨学金の振込日】奨学金が振り込まれない理由まとめについてお話しました。
ほとんどの場合は、日本学生支援機構や大学の色んな事情絡み合って、振込日がばらばらになってしまった結果、そのようなことが起こっているようですので、大事には至らないでしょう。
ただ、もしこの記事を読んでも不安が解決しない場合は、とにかく大学の奨学金担当窓口に問い合わせてみてください。
ほとんどの場合は、ただの心配のし過ぎで大事に至らないことが多いと思います。
ただ稀に、事務手続きの不備や成績不振などを理由に奨学金が停止されている場合があります。
もしそのようなケースであれば、いち早く状況を知り、どうすればその状況を修復できるのかを考えていく必要があります。
奨学金は勝手にお金が振り込まれてくるものという感覚ではなくて、毎月お金を貸してもらっているというスタンスで接するのがよいと思います。
奨学金が振り込まれていなかったら、「どうして奨学金が振り込まれていない(借りることができない)のか?」ということを大学の奨学金担当窓口に聞きに行き、その原因を突き止めてみてください。
そこから先の話は、その原因が分かってから考えればOKです。
あれこれ相談したり推測したりするよりも、自分の足を動かして本当の原因を知ることが最優先ですよ。
なお、奨学金の振込に関しては、以下の記事も参考になると思います。
>>知らないうちに奨学金が停止になってしまう3つのパターン(進学届、継続願、成績不振)
>>日本学生支援機構の奨学金の初回振込が遅くて困った時の対処法
それでは!