奨学金申請理由の書き方と参考例文まとめ

奨学金の申請理由とは「進学するための学費や生活費が足りないこと」をアピールする文章のこと。奨学金で使える家庭事情や経済状況の参考例文(200字以内)を多数紹介。特に理由が思いつかない(親に勧められた)人も必見です。

日本学生支援機構などの奨学金の申請する時に困ってしまうのが、家庭の事情や経済状況といった奨学金の申請理由を書くところではないでしょうか?

私は大学で第二種奨学金(有利子)、大学院では第一種奨学金(無利子)の申請を通したことがありますが、初めて申請した時にどうやって奨学金の申請理由を書けばいいのかさっぱり分からず困ってしまったことを今でも鮮明に覚えています。

でも安心してください。

この記事では、私が奨学金の申請を通したときに参考にした例文や、奨学金の申請理由を簡単に書き上げるコツ、そして特に理由が思いつかない場合の対処法などを一つの記事にまとめておきましたので、ぜひ参考にしてみてください。


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奨学金申請の理由に使える参考例文

下記をクリックすると、家庭事情別にまとめられた参考例文を見ることができます。


兄弟も進学(受験)する特に理由が思いつかない(親に勧められた)実家の住宅ローンの支払いが厳しい母子家庭(片親、離婚)親の収入が少ない(減る見込み)夢を叶えたい仕送り(生活費)が足りない自宅外(一人暮らし)自力での進学を希望(自立したい)学業に専念したい授業料が高い私立大学を志望しているアルバイトができない留学したい通学時間が長い(実家通い)介護が必要な家族がいる父親が単身赴任している両親が不在(死別など)教育ローンに落ちた病気や障害のある家族がいる


奨学金を簡単に書き上げるコツ

奨学金の申請理由とは「進学するための学費や生活費が足りないこと」をアピールする文章のことで、親ではなく学生本人の目線で作文する必要があります。

一見難しそうに見える奨学金の申請理由ですが、それをかんたんに書き上げるコツがあります。

それは、「奨学金の申請理由を4つのパーツに分ける」ということ。

例えば・・・

ステップ1;私の家族は会社員の父と専業主婦の母、そして高校生の弟の4人家族です。

ステップ2;私は東京の大学への進学を希望しており、独り暮らしになる見込みです。しかし、父からの援助だけで全ての学費と生活費を賄うことはできないため、奨学金の貸与が不可となってしまった場合、進学そのものが困難になる可能性もあります。

ステップ3;そこで、貴機構の第二種奨学金を借りることによって、学費の支払いをしたいと考えております。

ステップ4;以上の理由で奨学金を申請いたします。

奨学金の理由はこのように、

  1. 「~という家庭の事情から苦しい経済状況にあります。」
  2. 「私は~への進学を希望しています。でも、~という理由から学費(または生活費)が足りないため、奨学金がなければ進学する(し続ける)ことができません。」
  3. 「そこで奨学金を借りることによって、希望する学校に進学したいと考えております。
  4. 「締めの一言」

という感じで文章を細かく分けて分けて考えると、かんたんにオリジナルの理由を書き上げることができますので、作文の際の参考にしてみてください。

>>【奨学金の作文】ライバルに差をつける申請理由の書き方

特に理由が思いつかない場合

奨学金の申込で困ってしまうのが、親から奨学金の利用を勧められたのだけれど、具体的にどういった申請理由を書けばいいのか分からないということではないでしょうか?

そこで奨学金の申請で使える申請理由のパターンについてまとめて紹介しておきますので、どの家庭の事情を使うか決める際の参考にしてみてください。

【理由その1】兄弟も進学(受験)する

兄弟も進学する予定(または大学などに進学している)の場合、両親の学費や仕送りの負担は倍増するため、家計における支出が増えますので、兄弟の進学も十分な奨学金の申請理由となります。

なお、兄弟の受験も大きな出費となりますので、それを理由にしても良いでしょう。

ちなみに、既に兄弟が奨学金を借りていたりしても、奨学金の審査に影響はありませんので、その辺りのことは申請理由に含めなくてもOKです。

>>兄弟も進学する場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その2】特に理由が思いつかない(親に勧められた)

進学する場面になって急に親から奨学金の利用を勧められたような場合、奨学金の申請理由が特に思いつかないということがあります。

そのようなケースでは、早く自立したいからとか、親に迷惑をかけたくないからとか、大学からは自分のお金で行きなさいという教育方針だからなど、少し違う視点から申請理由を検討してみるといいでしょう。

ちなみに、奨学金の家計基準(一般家庭ならほぼ基準内に収まる)より少なければ、それも立派な申請理由になります。

なお、奨学金の申請理由は親の立場から書くものではなく、申請者である子の立場に立って作文する必要がありますので、ご参考まで。

>>特に理由がない(親に勧められた)場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その3】母子家庭(片親、離婚)

母子家庭の場合、収入が少ないため学費や一人暮らしで必要な生活費のための仕送りができません。

母子家庭は奨学金を申請する十分な理由となりますので、今のあなたが置かれている状況を素直に記載すればOKです。

ただし、たくさんの養育費を受け取っているような場合、稀に奨学金を受け取れなくなる場合がありますので、そのあたりは注意しておきましょう。

>>母子家庭(片親、離婚)の場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その4】親の収入が少ない(減る見込み)

奨学金の申請理由として代表的な理由の一つが「親の収入が少ないため、学費や生活費が足りない」ということです。

両親の収入が少ないことを理由にする場合、相当貧困でなければならないという風に思いがちですが、奨学金の家計基準を下回っていれば、それで充分に奨学金の申請理由となります。

両親が共働きだったとしても二人の収入を足し合わせた額が少なければ奨学金を申請する理由になりますし、祖父母などの介護などの理由でどちらがが働けない状況なので家計の収入が少ないといったケースもよく見受けられます。

また、不況や転職、病気の悪化などの影響で両親の収入が減ってしまうことが想定される場合、それを申請理由にしても良いでしょう。

>>親の収入が少ない(減る見込み)場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その5】実家の住宅ローンの支払いが厳しい

住宅ローンは両親が定年退職する頃まで支払う予定になっていることが多く、大学などに進学&卒業する時期まで住宅ローンが残っている家庭がほとんどです。

住宅ローンの支払いによる家計出費の増加は、仕送りが減ってしまったり、学費や生活費が払えなくなるという奨学金申請の理由となり得ます。

また、住宅ローンの支払いが厳しいという場合、逆に考えると、両親の収入が少ないということでもありますので、その場合の例文も紹介しておきます。

>>実家の住宅ローンの支払いが厳しい場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その6】自宅外(一人暮らし)

奨学金の申請理由は学費だけではなく、進学後の生活費を理由にしてもOKです。

進学予定の大学が実家から遠いため、進学後は一人暮らしをしなければならない場合、実家から通う人に比べて一人暮らしのための生活費(仕送り)をたくさん準備する必要がありますので、それを申請理由にすることが可能です。

>>自宅外(一人暮らし)の場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その7】夢を叶えたい

奨学金がなければ将来叶えたい夢のために進学する事ができない場合も奨学金を申請することができます。

ただし、叶えたい夢のことだけではなく、自分が置かれている状況(両親の収入が少ない、家計が苦しいといった事情など)も合わせて記入しておくと、より相手に伝わりやすい申請理由となるでしょう。

>>夢を叶えたい場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その8】自力での進学を希望(自立したい)

収入が明らかに少なくないのだけれど、家の教育方針や自分自身の希望で自分の力で進学したいというケースも、奨学金の申請理由になることがあります。

ただし、奨学金の基準よりも明らかに世帯収入が多い場合は受理されないこともありますので注意が必要です。

>>自力での進学を希望(自立したい)場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その9】仕送り(生活費)が足りない

仕送りが足らず一人暮らしのための生活費が足りない場合も奨学金を申請することができます。

ただし、仕送りが足りないという場合、両親の収入が少ない、または収入はあるけれども何らかの理由で支出が多い場合が考えられますので、両親が仕送りができない具体的な理由を明記しておきましょう。

なお、今後確実に収入が減る(または支出が増える)ことがわかっている場合、それは学校を卒業ができないことにつながってしまうことなので、そういった内容も奨学金の申請理由にしてOKです。

>>仕送り(生活費)が足りない場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その10】授業料が高い私立大学を志望している

私立大学の学費は国公立より多額になる場合がほとんどですので、両親の収入が少ない人が私立大学を希望した場合、より家計が苦しくなるのは明確です。

稀に学費の安い国公立を目指さなければ奨学金はもらえないと思っている人がいるかもしれませんが、そういうわけではありません。

学びたい内容がその大学にしかないなど、私立大学でなければならない理由をしっかりと書いておけば、それも立派な奨学金申請理由となります。

>>授業料が高い私立大学を志望している場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その11】学業に専念したい

奨学金を受け取る条件は、アルバイトをやっても学費が足りないという場合に限りません。

例えば、学業に専念するためアルバイトではなく奨学金で生活費を賄いたいというのも立派な奨学金の申請理由です。

基本的には、両親の仕送りが少ないためにアルバイトをしなければならない状態であれば十分な奨学金の申請理由となり得ます。

>>学業に専念したい場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その12】アルバイトができない

多くの学生はアルバイトなどをして学費や生活費の足しにしていますが、中にはアルバイトができない状況の人もたくさんいます。

例えば、実家から大学までの通学時間が長くアルバイトができなかったり、片親や両親の不在により兄弟の世話をしなければならないというケースもあります。

アルバイトをしていなければ奨学金はもらえないというものではありませんので、ご参考まで。

>>アルバイトができない場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その13】介護が必要な家族がいる

介護が必要な家族がいる場合、両親のうち一方が仕事を制限する必要があり、その結果学費が払えなかったり、生活費のための仕送りができなくなったりします。

また、介護のために特別な支出がある場合は、それも合わせて申請理由に記載しておくと良いでしょう。

>>介護が必要な家族がいる場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その14】父親が単身赴任している

父親が単身赴任の場合、そうでない場合に比べて生活費が増えてしまいます。

単身赴任を奨学金の申請理由にする場合、一般的な家庭より支出が多くなっていること記載するようにしていきましょう。

>>父親が単身赴任している場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その15】通学時間が長い(実家通い)

実家から学校に通っている場合、自宅外で一人暮らしをしている人より生活費がかからないので奨学金を受け取れないと思っている人が多いようですが、そのようなことはありません。

家計が苦しいためアルバイトをしたいのだけれど、実家から学校までの通学時間が長いためにアルバイトができず、学費や生活費が足りないといったケースもあります。

奨学金がなければ進学できない理由が説明できれば、通学時間が長いことも奨学金の申請理由にすることができます。

>>通学時間が長い(実家通い)の場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その16】留学したい

短期留学のために奨学金が必要な場合、家計が厳しい現状などに加えて、どうして留学する必要があるのかということも記載するようにしましょう。

なお、日本学生支援機構の場合、一般的な奨学金とは別枠で留学向けの奨学金制度もありますので、ご参考まで。

>>留学したい場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その17】両親の不在(死別など)

両親が不在で施設で育ったり、祖父母や親戚の人の家で生活している場合、大学に進学するためのお金を出してもらうことは難しいでしょう。

両親の不在は充分な奨学金の申請理由となりますので、自身を持って申請理由を記載していきましょう。

>>両親の不在(死別など)場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その18】教育ローンに落ちた

両親が教育ローンに落ちた場合、教育ローンで賄おうとしていた学費や生活費がなくなってしまうため、奨学金に申し込むための理由になります。

なお、国の教育ローン(日本政策金融公庫教育一般貸付)に落ちた場合、特別増額奨学金という入学時に一括貸与してくれる、「一時金」のような奨学金も受け取ることができますので、そのような内容も申請理由に記載しておくと良いでしょう。

>>教育ローンに落ちた場合の例文と書き方のポイントはこちら

【理由その19】病気や障害のある家族がいる

両親が病気のために仕事をやめなければならなくなった場合、収入が少なくなることを奨学金の申請理由にすることができます。

その他にも、兄弟や同居家族(祖父母)などが病気や障害で介護が必要であったり、治療のための出費がかさむ場合も進学のための学費が捻出できなくなるため、そのことを奨学金を申請するための理由にすることができます。

>>病気や障害のある家族がいる場合の例文と書き方のポイントはこちら

次のページでは、奨学金申請理由の具体的な例文について紹介していきます。

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