私が日本学生支援機構の奨学金は「悪ではない!」と言い切る6つの理由

【理由その4】借りただけなら信用情報に奨学金の情報が載らない

まだ高校生や大学生の人の場合、信用情報という言葉は初めて聞く言葉かもしれませんね。

ですが、これから家を建てるためにマイホームローンを組んだり、車を買うためにマイカーローンを組んだりするとき、銀行はこの信用情報という「誰が、いつ、何の目的で、いくら借金をしたのか?」ということをチェックして、そのローンを承認するかどうかを決めています。

信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。

引用)信用情報とは|JICC

たとえば、マイカーローンを組みたいと思ったとしても、すでにたくさんの借金をしてしまって毎月のローンの返済がたくさんある場合、銀行はその人にお金を貸すことを承認しない、つまり車を買いたいのにローンが組めない場合があります。

このようなことは、マイカーローンでも、マイホームローンでも、はたまたクレジットカードを作る時でも同じです。

つまり、ローンやクレジットカードというのは借りたいといえば誰でも借りられるというものではなく、このような個人の信用情報をもとに銀行が「この人にお金を貸してもいいか?」どうかを決めているということを理解しておきましょう。

前置きはこの辺にしておいて、日本学生支援機構の奨学金は貸与型の奨学金なので、将来返済していかなければならないという意味では基本的には借金と同じです。

ただ、日本学生支援機構で奨学金を借りた場合、たとえその借入総額が800万円だったとしても、その借入の情報が先ほどお話した信用情報に載ることはありません。

ですから、学生の頃にたくさんの奨学金を借りていたからといって、家を建てるためのマイホームローンが組めなかったり、車を買うためのマイカーローンが組めなかったり、クレジットカードが作れなかったりするようなことはないわけです。

これが日本学生支援機構の奨学金と普通の借金との大きな違いです。

普通に考えたら「学生の頃の借金(奨学金)があるから、マイホームローンは返済が終わってからじゃないと組めませんよ」と銀行に言われるところを、日本学生支援機構の奨学金ならそのような状況を回避できるような制度にしてくれています。

このことは意外に知られていませんが、このような個人情報に奨学金の情報が載らないような仕組みがなければ、奨学金を借りてしまうと夢のマイカーやマイホームを持つことが出来ない、またはそれらを持つことが相当先延ばしされてしまうという事態になってしまいます。

このように奨学金を借りることで奨学生の人生に不利益を及ぼさないように、細かいことまでしっかりと考えてくれているのが日本学生支援機構の奨学金というわけです。

ただし、奨学金は借金ですから、日本学生支援機構に断りも無く滞納し続けてしまうと、その情報が信用情報(ブラックリスト)に載り、ローンが組めなくなったり、クレジットカードが組めなくなったりしてしまいます。

奨学金の返済が出来ないと感じたら、すぐに日本学生支援機構に連絡して、毎月の返済額を半分にしてもらったり、一時的に返済をストップしてもらう正式な手続きを取って下さい。

その手続きさえしっかりとっておけば、信用情報に傷がついてローンが組めないなんてことを回避することができますよ。

>>奨学金を返済できないと感じたときに取るべき3つの行動

【理由その5】在学中に優秀な成績を残した場合、奨学金の返済が免除されるケースもある

日本学生支援機構の奨学金は、ある一定の条件を満たした場合、奨学金の返還が免除(全額、または半額)させる場合があります。

その主な理由は3つあり、奨学生本人が死亡又は精神若しくは身体の障害を負ったとき、政令に定められた教育又は研究の職に就いた場合(小・中・高校などの常勤の先生など)、そして大学院において優秀な成績を収めた場合です。

特に私の場合、大学生の時は少し勉学に甘い部分(・・・汗)がありましたが、大学院進学後は相当努力し、学科の上位5位以内ぐらいの成績を収めることができました。

その結果、大学院進学後に借りた無利子の奨学金211万円のうち、半額を返済免除にしてもらうことができ、就職後の返済が楽になったという経緯があります。

このように、日本学生支援機構の奨学金は返済しなければならない貸与型の奨学金ではあるのですが、ケースによっては数百万円にも上る奨学金の返済を免除することができる場合もあります。

ただし、このような返済免除は日本学生支援機構側から教えてくれるものではなく、奨学生側が積極的に情報を入手し、申請していかなければなりません。

その辺りはお役所仕事なので若干不親切に感じることもありましたが、そこはそういうものだと思ってください。

日本学生支援機構の奨学金の返済免除に関する詳しい話はこちらの記事にまとめてありますので、興味のある方はどうぞ。

>>日本学生支援機構の奨学金を返済免除する3つの方法

【理由その6】万が一、就職に失敗したとしても返済を減額、または一時的にストップすることができる

近年、就職活動に失敗してしまったり、不況のあおりで給料が少なくなってしまい、日本学生支援機構から借りた奨学金の返済ができず、それを延滞してしまい、厳しい取立てにあって困っているという報道がなされています。

実際のところ、奨学金の返済を延滞する人が増えてきているのは事実です。

奨学金の滞納額の推移

このようなことを聞いてしまうと、「政府は何をやってるんだ!」、「日本学生支援機構は悪だ!」みたいに感じてしまうかもしれませんが、あながちそうでもありません。

なぜなら、日本学生支援機構の奨学金には、様々な理由から奨学金の返済が困難になってしまった場合、奨学金の返済額を半額にしてくれたり、奨学金の返済期限を延ばしてくれる(奨学金の返済を一時的にストップしてくれる)ような制度が設けられているからです。

私の場合、大学院卒業後、一部上場の大手企業に就職しましたが、個人的な理由から脱サラし、独立した後の2~3年間は収入がなくなってしまい、奨学金の返済ができなくなってしまいました。

ですが、先ほど言ったような制度を活用することにより、奨学金の返済を一時的に待ってもらうことができました。

それは、一部の報道で言われているような過度な取立てがあったわけでもありませんし、督促の電話がかかってきたこともありません。

もちろん、個人の信用情報にも傷が付く(ブラックリストに載るなど)ということは一切なく、奨学金の返済をストップしてもらっている状況でも、クレジットカードを作ったり、事業用の融資を受けることもできたりしました。

一部の報道で言われているような状況に陥っている人は、日本学生支援機構に断りもなく返済をやめたりし続けた結果、そうなってしまったのではないかと思います。

日本学生支援機構は国が学生を支援するために設立した組織であり、基本的に学生の味方です。

万が一、奨学金の返済が厳しくなってしまった場合でも、正直に事情を説明する(申請を出す)ことで、安定した収入が得られるまで奨学金の返済を猶予してくれますので、その点においては安心してもらって大丈夫だと思います。

>>奨学金を返済できないと感じたときに取るべき3つの行動

最後に一言

今回は、私が日本学生支援機構の奨学金をおすすめする5つの理由についてお話しました。

私は裕福な家庭で育ったわけではなかったので、大学、そして大学院に進学するためには学費を補うための奨学金が絶対に必要でした。

また、一旦は就職し、約束どおり奨学金の返済を始めたものの、脱サラ、そして独立の際には奨学金の返済を数年間待ってもらったりもしました。

日本学生支援機構にはとても感謝しています。

大学に進学を希望しているが、経済的な事情から進学することが困難な場合は、一度日本学生支援機構の奨学金を検討してみてください。

>>奨学金を希望する方へ|日本学生支援機構

日本学生支援機構の奨学金は貸与型の奨学金なので、比較的審査はやさしく、有利子の第二種奨学金であれば高等学校時代の成績があまり良くなかったとしても、奨学金を手に入れることができるでしょう。

また、奨学金には日本学生支援機構のような貸与型の奨学金以外にも、敷居は高いが奨学金の返済が不要な給付型奨学金や、新聞配達業務を行うことで奨学金+給料を受け取りながら大学に通うことができる新聞奨学生という方法などもあります。

>>奨学金の最も良い借り方と5つのポイント

いろんな可能性を検討してみた上で、自分に合った奨学金を利用してくださいね。

それでは!

スポンサーリンク

表示中の記事: 3 / 3ページ中

スポンサーリンク